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【VOX】バンガード・米国通信サービス・セクターETFはコミュニケーション全般に投資出来るETF

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けんしんです。

 

前回からだいぶ間が開いてしまいました。

他のことに手を取られてなかなか更新できませんでした。

 

さて、以前勉強すると決意表明したETFについてのまとめです。

今回は、バンガード・米国通信サービスセクターETF(VOX)です。

 

 

 

 

 

VOXとは

VOXとは、「MSCI USインベスタブル・マーケット・通信サービス25/50インデックス」に連動するETFで、米国の通信サービスセクターの大型株・中型株・小型株に投資しています。

 

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このセクターは、主として固定回線、携帯無線、ワイヤレス、広帯域通信、光ファイバー・ケーブルネットワークを通じて通信サービスを、また多様な媒体を通じて関連コンテンツと情報を提供する企業で構成されています。

 

VOXの経費率は年率0.1%という素晴らしい価格設定で、非常に低コストで分散効果が得られます。また、資産額は17億ドル(約1800億円)と流動性も非常に高い水準です。

 

 

VOXは2018年に銘柄の変更があった

VOXについては、2018年に組み入れ銘柄の変更が行われています。

VOXはかつて、「電気通信サービスセクターETF」という名称で、ベライゾンAT&Tを中核とするディフェンシブなETFでした。

 

しかし、2018年にアルファベット、フェイスブックウォルト・ディズニーなどが加わり、現在のVOXが形作られました。

 

それまでのディフェンシブ一辺倒から、グロース銘柄も含んだ構成となっています。

 

 

 

VOXの構成銘柄

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VOXは、比率1位のアルファベットと2位のフェイスブックだけで全体の3分の1を占め、インタラクテブ・メディアおよびサービス全体では43%も占めています。

 

また、ウォルト・ディズニーやネットフリックスといった映画・娯楽関係も全体の14%を占めており、ベライゾンAT&Tといった総合電気通信サービスを上回っています。

 

かつてはベライゾンAT&Tのような伝統的な通信業がメインでしたが、現在はアルファベットやフェイスブックのような通信を媒体としたコミュニケーションや娯楽を提供する企業が主体となっています。

 

 

VOXの実績・チャート

VOXの実績

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VOXの実績は、3年間を除けば何れもプラスになっています。

 

しかし、リターンが1桁台前半に止まっており、最近の米国市場全体が大きく上げて来たことを思えば、少々寂しい結果です。

 

以前から組み入れ比率が大きいベライゾンAT&Tの株価が長年低迷し、新しく加わったアルファベットやフェイスブックが最近振るわないことが起因していると思われます。

 

VOXのチャート

VOXのチャートは下記の通りです。

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比較対象として、S&P500のETFであるVOOも表記させました。

青色がVOX、水色がVOOとなります。

 

チャートでVOOと比較すると、市場平均に劣後しているという状況が強く感じられます。

2017年位まではVOOといい勝負でしたが、そこから先は一気に差を付けられてしまいました。

 

セクターの特性上、上昇相場に乗り切れなかったのが原因と思われます。

当時からアルファベットやフェイスブックが組み入れられていれば、パフォーマンスはもっと良かったのではないかと思われます。

 

 

 

VOXが良いと考える理由

低コストで分散できる

ETFには全て言える理由ですが、VOXは多くの銘柄で構成されているため、個別銘柄投資よりリスクが抑えられています。

 

例えば、私は同セクターではアルファベットやフェイスブック保有しており、これらが下落したら私は直撃を受けますが、VOXなら他の銘柄にも分散されているためダメージを抑えられます。

 

また、バンガード・セクターETFは経費率が年率0.10%という破格の安さです。

低コストで個別銘柄リスクを軽減できるのは大きな魅力です。

 

 

VOXの注意点

名前だけ見て誤解する可能性

「VOXの構成銘柄」でも述べた通り、VOXの主体となっている銘柄は、ベライゾンAT&Tといった伝統的な通信企業ではなく、アルファベットやフェイスブックのような通信を媒体としたコミュニケーションや娯楽を提供する企業となります。

 

ベライゾンAT&Tは高配当バリューという非常に保守的な銘柄ですが、アルファベットやフェイスブックはグロース銘柄に該当し、リスクも大きい銘柄です。

 

この点を認識しないと、保守的なセクターを買っていたと思っていたら、実はリスクの大きいセクターに投資をしていたという事になってしまいます。

 

VOXを買う際には、名前だけを見て判断せず、構成銘柄をしっかりと意識する必要があります(VOXに限らず、あらゆるETFに言える事ですが…)。

 

グロース銘柄中心の構成

前項でも述べましたが、VOXはベライゾンAT&Tのようなバリュー銘柄が含まれているとはいえ、アルファベットやフェイスブックを軸とするグロース銘柄が主体です。

 

下落耐性の低さが懸念され、今後、貿易戦争の激化や景気後退が本格化すれば、市場全体より下落する可能性があります。

 

他のセクター別ETFと比べてパフォーマンスが悪い

VOXは2018年から大きく変わっているため、検討することに意味はないかもしれませんが、VOXのパフォーマンスは非常に悪いです。

 

他のバンガード・セクター別ETFとの比較で順位付けすると下記の通りです。

 

1年間:8位

3年間:10位

5年間:9位

10年間:9位

 

セクター別ETFは全部で10種なので、ほぼ下から2番目という事になります。

(ちなみに、最下位はエネルギー)

 

元々の構成銘柄だったAT&Tベライゾンが長年振るわず、過去大きく上げて来たアルファベットやフェイスブックは組み入れられてから振るわないという残念なパターンです。

 

この状況がずっと続くとは限りませんが、正直嫌な流れですね。

 

 

 

終わりに

今回は、VOXについてまとめてみました。

 

VOXは私の主力銘柄であるアルファベット、フェイスブックを含むこともあり、VGT(情報技術セクターETF)の次に私のポートフォリオと親和性が高いETFです。

 

構成を見ると、グロース銘柄とバリュー銘柄が混在してバランスが取れている一方、他のセクター別ETFと比べるとどっちつかずになっている印象も受けます。

 

購入する際にはこの辺りをどう判断するかという事になりそうです。

 

私が買うとすれば、アルファベットやフェイスブックからの集約が一番あり得る気がしています。

 

しかし、過去のパフォーマンスの悪さは購入に際して躊躇させられます。

実は、VGTの次に購入可能性が高いと思っていたのですが、今回記事を書きながらだいぶ意欲が削がれました(^^;)

 

 

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