けんしんの株式投資

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「経済ナショナリズム」のフランスは投資先として不適格、FCAのルノーとの統合撤回は英断

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けんしんです。

 

兼ねてよりニュースになっていた、フィアット・クライスラー(FCA)とルノー経営統合FCA側が撤回したようです。

 

統合が実現した場合、日産は苦しい状況に置かれていたと考えています。

日産にとって良い事だと思います。

 

FCAルノーとの経営統合を撤回

 

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、仏ルノーとの経営統合案を撤回した。ルノー取締役会は5日、前日に続いて同案を協議し、一時は承認寸前となった。しかし、同社が結論を再度先送りしたのを受けてFCAが急遽(きゅうきょ)撤回に動いた。

ルノー取締役会の会合は6日未明までずれ込んだ。だが、ルノー筆頭株主であるフランス政府が判断を先延ばしするよう求め、統合の是非を決める投票に至らずに閉会した。

ルノーは統合案を引き続き「関心を持って」検討するとコメント。一方、FCAは同案撤回の責任はフランス政府にあると非難した。

引用元:ブルームバーグ

 

 

 

日産にとってホッとした形か

FCAルノー経営統合した場合、企業規模で日産を大きく上回ることになり、今後の日産にとって交渉が不利になる事が危惧されていました。

 

一先ず、今回破談になったことで、ルノーとの力関係は従来と変わることはないので日産としてはホッとしたのではないでしょうか。

 

勿論、FCAとの統合が破談になったルノーが、日産との統合に本気になるリスクもありますが、日産にとって最悪の状況は一先ず回避したと考えています。

 

 

フランス政府は企業に介入する

フランスは社会主義か?と言いたくなるくらい国家が企業に介入してきます。

 

FCAルノーの統合撤回理由にフランス政府を上げていますし、ルノー→日産への統合要求のバックにはフランス政府がいたと言われています。また、かつてGEが仏アルストム社を買収する際にも、様々な条件を付けています。

 

フランス政府はとにかくフランス人の雇用を優先して、企業側に不利な条件を押し付けてきます。

 

GEが愚かだったのは、こうしたフランス政府に配慮してアルストムを不利な条件で買収してしまったことですね。

 

フランス政府は、GEがアルストムを買収するに当たり条件を付けました。

 

・フランス政府はアルストム株の20%を保有する

・GEとアルストムの合弁の戦略に拒否権を行使できる

・GEは、フランスにおいて1000人以上の新規雇用を創出しなければならない

 

フランス政府の介入を認めるおかしな条件です。

 

 

 

フランスは投資先として不適切

GEはフランス政府の要求を受け入れアルストムを買収しました。

 

しかし、GEは後にこの時の合意違反(=雇用創出が出来なかった)を理由に、フランス政府から罰金を科せられる事態になります。

 

フランスは「経済ナショナリズム」とも言うべきスタンスを取っているため、株主の利益よりフランス人の利益が優先されます。

 

正直、健全な資本主義が機能しているとは言い難く、フランス企業は投資先として不適格と考えています。

 

今回のFCAルノーの統合撤回についても、FCAは撤回の理由はフランス政府にあると非難しているようです。

 

また、日産とルノーの統合話が持ち上がった時もフランス政府がしゃしゃり出てきたように、フランスの企業介入の姿勢は変わっていないのでしょう。

 

私自身、今まで欧州株を買うことはありましたが、フランス株は買ったことがありませんし、今後も買うことはないでしょう。

 

家族にも投資について教える時、フランスへの投資は問題があること伝えておこうと思います。

 

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私はかつて日産株を持っていましたが、フラン政府の介入を懸念し売りました

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