風林火山 投資録

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イギリスのEU離脱(ブレグジット)を巡り、メイ首相には同情する

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けんしんです。

 

イギリスのメイ首相は、EUの合意案に議会が同意しない場合は、EUへの離脱延期、合意なき離脱について採決を実施すると述べました。

 

ブレグジットへの流れがクリアになった

今後の流れは下記になるようです。

 ①EUとの離脱合意案の採決(3/12まで)

 ②合意なき離脱案の採決(3/13まで、①が否決された場合)

 ③EU離脱日の延期の採決(3/14まで、②が否決された場合)

 

理想は、①で無事可決され、比較的円満にブレグジットが達成される事です。

②は英国のみならず、欧州あるいは世界経済を大混乱に陥れる最悪の展開。

③は問題の先送りですが、拙速に離脱されるよりマシかなというところ。先送りしても解決に至るかは分かりませんが。

 

ただし、①の合意案はメイ首相への風当たりを考えれば可決は難しく、②の合意なき離脱は国を預かる国会議員の多数派が選択するとは思えません。消去法的に、③の離脱延期になりそうな気がします。

 

 

メイ首相には同情する

現在、苦境に立たされているメイ首相ですが、私は立派だと思っています。

 

メイ首相は、EU離脱に反対だったにも関わらず、首相になってから国民投票の結果に従い、EUとの円満な離脱合意のため交渉を続けています。

 

逆に、議員たちは、ハードブレグジットは辞さないだの国民投票やり直しだの好き勝手に言っているように思います。

 

ハードブレグジットは英国経済を大混乱に陥れますし、国民投票は問題のぶり返し&長期化の危険があります。

 

国民投票の結果に則り、英国にも欧州にも受け入れられる合意で離脱するのが、民主的にも経済的にも穏当だと考えています。

 

今はイギリスの国難と言って良い状況です。

国を二分するような大問題である以上、誰がやっても混乱が生じたはず。

本件について責められるべきは、事後処理に当たるメイ首相ではなく、このような状況を作り出したキャメロン前首相ではないでしょうか。

 

本来、挙国一致で対処すべき難題を、周囲にかき乱されながら一身に背負っているのは何とも可哀想な話です。

 

 

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