風林火山 投資録

疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し

日米政府のファーウェイ&ZTE製品排除はアップル(AAPL)にとってプラスになるか?

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けんしんです。

 

昨日、ファーウェイのCFOがカナダ当局によって逮捕されたとのニュースが流れましたが、日本政府も動いてきましたね。

 

ファーウェイ&ZTEの製品を日本政府も排除するとのこと。

jp.reuters.com 

昨日のブログに書いた通り、ファーウェイ製品については、テレビCMでバンバン宣伝されている様子に違和感を覚えると共に、仮に良い製品だったとしてもリスクが大きく、手を出すべきではないというのが当方のスタンスです。

 

今回、日本政府がアメリカ政府に同調したことで、その思いは一層強まっています。

民間に禁止を命じたものではないものの、政府の動きと逆行する事は難しく、徐々に縮小の方向に進むのではないでしょうか。

 

 

 

アップルにとってプラスになる??

さて、ファーウェイと言えば、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長してきたスマートフォン会社です。

 

スマートフォンのシェアについては、長らくアップルが2位でしたが、2018年上期にファーウェイが2位に浮上し、アップルは3位に転落する事となりました。

 

伸び続けるファーウェイが先進国から次々と排除されている現状を見れば、アップルにとって追い風になるのでは??と期待する面があります。

 

市場の反応は??

ファーウェイのCFOが逮捕された事は、米中貿易戦争の激化から市場を揺るがし、12/6の日本市場・ダウ先物を大きく下落させました。

 

ただし、米国市場は大きく下げて始まったもののその後下げ幅を縮小し、ダウやS&P500は小幅下落に止まり、ナスダックは上昇に転じました。

 

以上を踏まえれば、結果的にファーウェイ問題の影響は当初驚いたものの、最終的には軽微だったと市場は判断したのだと思います。ただし、アップルは1.1%の下落と指標を大きく上回る大きな下落となりました。

 

つまり、市場としてはファーウェイ失速によるアップルへの好影響よりも悪影響の方が大きいと判断したのだと思います。

 

高関税の方が問題か

もし、アメリカが対中関税を引き上げれば、アップルは「アップルウォッチ」「エアポッド」などの一部製品の値上がりに繋がるとの見解を示しています。今回のファーウェイの件で、米中対立が激化すれば、アップルにとって打撃となるのは間違いないでしょう。

 

市場としては、まずはこの点に焦点を当てたのは大いに納得するところです。

 

 

 

価格帯としては不利

今回、ファーウェイが失速した場合、ファーウェイのシェアを他のメーカーが奪う事となります(実際には失速しない可能性もあります)。

 

今のところ、ファーウェイ排除に動いたのはアメリカ、オーストラリア、ニュージランド、イギリス、日本だけのようですので、これが今後どこまで広がるかがポイントになると思います。

 

失速したと仮定して、その際に気になるのが価格帯ですね。

アイフォンの価格は他のスマートフォンと比べて並はずれて高く、これがアップルに大きな利益をもたらしてきました。

 

今回はこれがマイナスに作用すると考えています。

 

ファーウェイは安価かつ高品質なスマートフォンを投下する事でシェアを拡大して来ています。正直、ファーウェイを買おうとする層が、値段の高いアイフォンを買うかと言うと少々厳しい気がします(勿論、ゼロではないと思いますが…)。

 

どちらかと言えば、同じ価格帯のサムスンに恩恵があるのではないかと考えています。

 

ただし、基本的にはサムスンに向かうと思いますが、ファーウェイが立ち直れない程けちょんけちょんにやられればそれなりの数がアップルに雪崩れ込んでくる気もしますね。

 

まとめ

以上を考えると、ファーウェイの件はあまりアップルを利さないのでは??という気が致します。

 

 ①ファーウェイが失速するかは不明

 ②失速したとしても、好影響はサムスンにありそう

 ③貿易戦争悪化による被害が甚大

 

どちらかと言えば、マイナス面の方が大きい気がしてきました。

 

始めはファーウェイの件が出た時はアップルにとってプラスじゃないか??と思ったものですが、保守的に考え当面は逆風が続くと考える事に致します。

 

 

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